D2C(Direct to customer)
オーダースーツ
FABRIC TOKYO
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D2C(Direct to customer)
一方で、GAFA(Google、Amazon.com、Facebook、Apple)という世界最強のプラットフォーマー陣が君臨する米国では、 プラットフォーマーに頼り過ぎず、テクノロジーをまとったブランドが中間業者をなるべく挟まず顧客とダイレクトにつながり始めるという、GAFAへのカウンターとも言うべき動き が生まれています。それが「D2C」(Direct to customer)という概念
これまでのマットレスは、「安い、丈夫、長持ち、大きい」といった機能的価値のみを訴求した商品を主に百貨店で販売していました。購入すると、段ボールに入れた商品が配送業者から届けられます。
これに対してCasperは、「睡眠は人間のウェルネスを決める重要な要素」とした上で、ウェルネスをテーマにした雑誌を自社で創刊し、睡眠やウェルネスについてのポッドキャストを展開することで、スタートアップ企業にもかかわらず、質の高いブランディングを打ち立てています。また、商品の購入はオンラインで簡潔にオーダーでき、100日間は返品可能で、商品は独自にデザインされた美しい箱に入れられ、女性1人でも運搬可能な小型サイズになっています。購買後も、モニターとなってくださった方のベッドにセンサーを組み込み、得られたデータから次の商品改良を行うなど、CasperのファンになりたくなるようなUX設計がなされているのです。明らかに従来型の「製品販売」のみを目的としたマットレスメーカーとは一線を画して新たな競争軸を持ち込み、創業2年目には200億円の売上を達成しているそうです。